2012-06-30(Sat)
大英博物館 古代エジプト(その2)~過去に学ぼう~
NHKスペシャル(6月24日(日)PM9:00~9:49)の
「大英博物館 古代エジプト」の続きです・・・
前回は
1.収蔵品数
2.年代
3.庶民の収蔵庫
4.ミイラの調査結果
の説明をさせていただき、一般庶民の生活は、
意外と豊かなことがわかってきました・・・
残りは
5.パピルス
6.ミイラ~来世復活信仰~
でも、一般庶民の生活ぶりを説明していきます・・・
「大英博物館 古代エジプト」の続きです・・・
前回は
1.収蔵品数
2.年代
3.庶民の収蔵庫
4.ミイラの調査結果
の説明をさせていただき、一般庶民の生活は、
意外と豊かなことがわかってきました・・・
残りは
5.パピルス
6.ミイラ~来世復活信仰~
でも、一般庶民の生活ぶりを説明していきます・・・

5.パピルス
古代エジプト人は、歴史の記録をパピルスという紙面で残しています。
その中で、「ケンヘルケプショフ」という3200年前に実在した人物の紹介ですが、
パピルスの紙面でいろいろと人生の記録を残しています・・・
まず、家族ですが、父母と本人の3人家族だそうで、
父親からは「子供の頃は、勉強しないとダメな大人になってしまうぞ」と
言われていたそうです。
ちなみに、3600年前の数学の問題集も残されており、
なんと円の面積の算出方法は違いますが、答えはほぼ同じです・・・
リンド数学とも言うそうですね・・・
例えば、こんな問題です・・・
(質問)直径が9cmの面積を求めよ・・・
当時の求め方は、
(直径(9cm) - 直径(9cm)×1/9)^2=64平方cmとなります
現在の求め方は、
半径(4.5cm) × 半径(4.5cm) × パイ(3.14)=63.585平方cmとなります
古代エジプト人が如何に高度な頭脳をもっていたかが解りますね・・・
結局、このケプショフは、書記という高い位についたそうです。
そして、思春期には、恋愛のことが書かれてあり、
「彼女へのラブレター」や「17編の愛の詩」などが残されてました。
また、夫婦論としては、
「生きている限り、妻をふさわしい方法で愛せよ」や・・
人生論で、
「母親から与えてもらったものを子供にも与えなさい」等と残しています。
その他では・・・
職場での人間関係にも悩まされたいた事も書いていて、
「部下である限り、上司の命令は絶対だ」とか・・・
また、部下の勤怠管理もしていたらしく、
部下の欠勤理由には・・・
「サソリに噛まれた」
「二日酔い」
などが、あったそうです・・・
部下のわがまま等で、本人は不眠症に悩まされていたとか・・・
3200年前の出来事と思えないほど、
今と変わらないので、タイムスリップしている感じですよね・・・
また、ファラオ(権力者)との関係で、
給料未払い問題があり、ストライキになり、
結局、ファラオ(権力者)は支払ったとか・・・
このファラオと庶民との関係は、まさしく会社間の関係で、
ファラオは、国の経営者とも考えられます。
意外と対等な関係ですよね・・・
6.ミイラ~来世復活信仰~
古代エジプト人がミイラとして残した理由は、来世への復活信仰があったそうです。
そう考えると、ファラオや庶民などの差別関係なく、
人間本来の願いかも知れませんね・・・
という訳で、長々とお付き合いくだいさましてありがとうございました・・・
古代エジプト人の生き方が、文明こそ変われども、
現代人の生き方とほとんど変わらないことには、とてもビックリ仰天しました・・・
学ぶところは、今でも学べるのでないかなと思います。
歴史は繰り返している感じもしないわけではないですが、
そう言いつつも少しは進化しているのではないでしょうか・・・
過去を振り返り、その誤りを少しでも良い方向へ伸ばしていくところに
私達の未来が託されているような気がします・・・
どうぞ皆様も、過去に学び、心地よいことがありますように・・・・
古代エジプト人は、歴史の記録をパピルスという紙面で残しています。
その中で、「ケンヘルケプショフ」という3200年前に実在した人物の紹介ですが、
パピルスの紙面でいろいろと人生の記録を残しています・・・
まず、家族ですが、父母と本人の3人家族だそうで、
父親からは「子供の頃は、勉強しないとダメな大人になってしまうぞ」と
言われていたそうです。
ちなみに、3600年前の数学の問題集も残されており、
なんと円の面積の算出方法は違いますが、答えはほぼ同じです・・・
リンド数学とも言うそうですね・・・
例えば、こんな問題です・・・

(質問)直径が9cmの面積を求めよ・・・
当時の求め方は、
(直径(9cm) - 直径(9cm)×1/9)^2=64平方cmとなります
現在の求め方は、
半径(4.5cm) × 半径(4.5cm) × パイ(3.14)=63.585平方cmとなります
古代エジプト人が如何に高度な頭脳をもっていたかが解りますね・・・
結局、このケプショフは、書記という高い位についたそうです。
そして、思春期には、恋愛のことが書かれてあり、
「彼女へのラブレター」や「17編の愛の詩」などが残されてました。
また、夫婦論としては、
「生きている限り、妻をふさわしい方法で愛せよ」や・・
人生論で、
「母親から与えてもらったものを子供にも与えなさい」等と残しています。
その他では・・・
職場での人間関係にも悩まされたいた事も書いていて、
「部下である限り、上司の命令は絶対だ」とか・・・
また、部下の勤怠管理もしていたらしく、
部下の欠勤理由には・・・
「サソリに噛まれた」
「二日酔い」
などが、あったそうです・・・
部下のわがまま等で、本人は不眠症に悩まされていたとか・・・
3200年前の出来事と思えないほど、
今と変わらないので、タイムスリップしている感じですよね・・・
また、ファラオ(権力者)との関係で、
給料未払い問題があり、ストライキになり、
結局、ファラオ(権力者)は支払ったとか・・・
このファラオと庶民との関係は、まさしく会社間の関係で、
ファラオは、国の経営者とも考えられます。
意外と対等な関係ですよね・・・

6.ミイラ~来世復活信仰~
古代エジプト人がミイラとして残した理由は、来世への復活信仰があったそうです。
そう考えると、ファラオや庶民などの差別関係なく、
人間本来の願いかも知れませんね・・・

という訳で、長々とお付き合いくだいさましてありがとうございました・・・
古代エジプト人の生き方が、文明こそ変われども、
現代人の生き方とほとんど変わらないことには、とてもビックリ仰天しました・・・

学ぶところは、今でも学べるのでないかなと思います。
歴史は繰り返している感じもしないわけではないですが、
そう言いつつも少しは進化しているのではないでしょうか・・・

過去を振り返り、その誤りを少しでも良い方向へ伸ばしていくところに
私達の未来が託されているような気がします・・・

どうぞ皆様も、過去に学び、心地よいことがありますように・・・・


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