休日～ボサノヴァと秋空と心地よい風に酔いしれて～

今日は、久々の休日だ・・

いつの間にか１０月、秋の心地よい風が僕の頬を優しくなでてくれた・・


「あ～気持ちいいなあ・・」

「こうやって、ぼんやりするのもいいもんだねえ」


僕と彼女は、オープンカフェで

秋晴れの青い空を眺め、心地よいひと時を過ごしている・・


ＢＧＭには、ボサノヴァの音楽が流れている・・・

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出会い～並木道のバス停～僕と彼女シリーズ１

学校までの僕の通学路だ・・・

今日は梅雨になったばかりで、少し雨がふっていた・・・

僕は片手に傘を差し、ちょっと急ぎばやに自転車をこいでいた・・・

あの並木道をぬけるちょっと広い場所があり、そこにはバス停があった・・・

僕は、いつものように、すーと走り抜けていく・・・

その時、赤いリボンとワイシャツとひだが広い紺のスカートを着た女の子がいたのに気づいた・・・

ちょっと傘をあげた瞬間だった・・・

彼女と目があった・・・

「おっ・・・」

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浴衣姿の彼女に酔いしれたほんのひと時の心地よい時間だった・・

あれは、夏休みに入った頃の出来事だった。





近くの神社でお祭りをやるということで、僕は彼女を誘った・・

もちろん、彼女も大乗り気でＯＫしてくれた

そして、待ち合わせ・・

彼女が現れた・・・


しかも、浴衣姿で・・・

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横顔～自作詩～

あなたは気づいていたのかしら・・

学校で、あなたの横顔を見ていたのを・・


見つめていたわ・・・


たまには、わざと違う方向を見ながら・・・

そして、たまに、あなたの近くの友達に声をかけてみたりしながら・・・

あなたの横顔をちらみしてたの・・・

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とんびの鳴き声（詩）（新virsion）

何年ぶりか、故郷へ帰った・・・

僕の家の前を１０ｍほど歩くと、すぐに海が見える・・・

小さい頃は、よく遊んだものだ・・・

夏休みとなれば、ほとんど毎日泳いで、
おかげで、”全身真っくろ”だった・・

近所の友達とも一緒に、競泳競争もよくやった・・・
みんないた・・・笑っていた・・・何をやっても楽しかった・・・・

今、大人になって、この田舎には、ほとんど人がいなくなった・・・

（僕　）「今頃、どうしてるかな～？」とうつむき加減・・・
（彼女）「どうしてるんでしょうねえ～」
（僕　）「そうだよなあ・・・」

その時、空から、とんびの鳴き声が聴こえた・・・
「ピュ～ヒョロヒョロ～ピュ～ヒョロヒョロ～」

とんびのあの鳴き声は、昔を懐かしんでいるのだろうか？
それとも悲しんでいるのだろうか・・・

小さい頃、何も感じなかったあのとんびの声は、今では、とても哀愁を漂わせている・・・

また、鳴いた・・・・
「ピュ～ヒョロヒョロ～ピュ～ヒョロヒョロ～」

あの切ない泣き声は、過疎化したこの町の哀愁と一致している・・

もうあの頃、和気藹々とした子供たちは、もうほとんどいない・・・

いつも賑やかだった人たちは、仕事のある都会へいってしまったのだ・・・

夏休みになると、朝６時ごろ皆で路上に集まり、ラジオ体操をした・・・

最年長になるとチームリーダーになり、ラジオを持っていき、

出席した後輩のラジオ体操カードに印鑑を押さなければならなかった・・・

子ども会の行事にキャンプとか、廃品回収とかもあった・・・

毎日毎日が、多くの人たちに囲まれていた・・・

人と人との交わりを当たり前のように感じていたあの頃・・・

でも、そんな人たちは、ほとんどこの町にはいなくなった・・・


「ピュ～ヒョロヒョロ～ピュ～ヒョロヒョロ～」


その時、目頭が熱くなった・・・・

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